コックデリオン ルースターサドル ブロンズ
おもわず巻きたくなる、たまらないマダラ模様
タイイングをはじめたばかりのビギナーから苔の生えたマニアやベテランの方まで誰が見ても「おもわず巻きたくなる、たまらないマダラ模様」に唸ってしまうハックルです。このなんともいえず美しく魅力的なマダラ模様のハックルファイバーは、ほかのサドルハックルと比較するとファイバーが長いのも特徴です。なので、主にその長さを活かして小型サイズの繊細なマッチザハッチ系パターンのテイル材や、中小型カディスパターンなどのウイング材、あるいは各種各サイズのウエットフライのスロートハックルやボディハックルなどに活用されています。どのようなフライ・パターンにも絶妙にマッチして見事に調和しますので、応用やアイディアの幅が広がります。また、おススメのパターンとして、アントスタイルのようにボディを太く巻いたパラシュートパターンに、ホワイティングやハイ&ドライなどお好みのノーマルサイズなハックルを厚めにハックリングしたあと、そこにこのサドルの長~いファイバーを2-3回転パラリとハックリングしてみてください。ノーマルサイズのハックルの隙間から超ロングなマダラ模様のハックルがヒョロッと突き出ていますが、これがシークレットウエポン。
このパラシュート・スタイルが水面に浮かぶと、レオンのファイバーが風になびいたり波に揺れたりして、まるで本物の虫の翅のように自律的に震え動きます。アトラクターフライとしても、モンカゲロウやヒゲナガなどのイミテーションとしても、またスパイダー・パターンとしてもたいへん効果的です。ただし、レオンのサドルだけでハックリングすると、ファイバーの根元がソフトなのですぐに型崩れしてしまいます。なので、ファイバーがバラけた良好なフォルムを保つためと型崩れ防止のために、ノーマルサイズのハックルとレオンのハックルをミックスしてハックリングするのが最大のコツになります。ぜひお試しを。さらにダメ押しおススメ活用方法として、あまり知られていませんがハックルファイバーをむしり終わったストークをクイルボディとしてドライフライのボディに巻くと、縞模様の鮮明なツートーン・カラーの美しいクイルボディが簡単に巻けます。