ミスター・ハラの記憶 リール興亡史
竹中 由浩著
釣用リールのメーカーや製品の興亡を、日本が世界市場を制した70年代から現在まで辿る。PART1は70~80年代に欧米ブランドのリールを開発製造してきた技術者原氏のメモランダムを元に構成。PART2は80年代後半から現在までのリール界を竹中が解説。2001年の原氏による手記「二つのリール製造工場 松尾工業と大森製作所を考える」も収録。
【PART1・Before the 80's】
1.リール市場の概要:消費国と生産国の割合、ブランド別勢力、OEM相関図、市場占有率などをイラストで解説。
2.年表:1960年代から1988年までの流れ。
3.製品の歴史:ミッチェル300/アブ5000/ゼブコ202/シェイクスピア2062とアブ44/オリムピック93/ダイワ・メイトや日吉H-91/マイクロ7/ダイワ・スポーツ5000/スピードスプールとバンタム/マイコン
4.各社の歴史と現在:ミッチェル/アブ・ガルシア/シェイクスピア/ゼブコ/ペン/DAM/ダイワ/オリムピック/稲村製作所/大森製作所/五十鈴工業/日吉産業/瑞穂機械製作所/杉田製作所/松尾工業/リョービ/シマノ/半島ダイワ/韓国日吉釣具/シルスター/ソウル・フィッシング/ハイドン/ゴールドウイング/香港シェイクスピア
5.世界のリール市場:日本リールが米国へ輸出されるようになった理由や欧米市場の特徴について。
6.リールの構造と材質:各種リールの大まかな構造と材質の変化。
【INTERLUDE・二つのリール製造工場
1.松尾工業:カーディナル750シリーズを製造した長野のダイキャストメーカー。
2.大森製作所:日本製スピニングのギアを開発した埼玉のリールメーカー。
【PART2・After the 80's】
1.製品の歴史:ウィスカートーナメントSS/トーナメントEX/バンタムスコーピオン/旧アブ再生産/ミッチェル300シリーズ/カルカッタ/ABSシリーズ/シマノ98シリーズ/04セルテート/07ルビアス/10セルテート 2.各社の歴史と現在:大森製作所/ミッチェル/アブ・ガルシア/シマノ/ダイワ/リョービ/マミヤ・オーピー/五十鈴工業/シェイクスピアなど/ピュア・フィッシング/オクマなど/中国のスピニングメーカー/韓国のベイトリールメーカー 3.リールの構造と材質:スピニングとベイトについて10年ごとに解説。 4.年表:1985年から現在まで。
カラー印刷
サイズ:127x188mm(単行本サイズ)