フライの雑誌社 黄色いやづ 真柄慎一 短編集
商品概要
- 真柄慎一/著
- いましろたかし/装画
- 荻原魚雷/解説
- 四六判 192ページ
文壇に異色の新星!
「そのとんでもない才筆をすこしでも多くの人に知ってほしい。打ちのめされてほしい。」(荻原魚雷)
僕は僕なりの素敵な大人になりたい。-現代のニック・アダムス物語。
小遣いはなかなか貯まらず、竿は買えないまま。そして釣れないまま。それでも毎日のように川へ向かった。(「開げでみろ」)
さわやかな風を呼ぶ16の物語
「ニック・アダムスはアーネスト・ヘミングウェイの短篇連作の主人公の名前。ニックが子供から青年、そして父親になるまでの話を十年以上にわたって書き継いでいる。…
真柄さんは感情の記憶がとても豊かだ。だから読んでいると過ぎ去ってしまった少年時代のことや人生の節目節目のあれやこれやをしみじみと思い出す。…
真柄さんの人生讃歌はまだまだ続く。今のところ、十年に一冊ペース。もっと書いてほしい気持とこのままのんびり書いてほしい気持が半々。ヘミングウェイも「心からやりたいと思わないなら、やめておけ」といってますからね。気長に待ちます、次作も。」
(荻原魚雷「解説」より)