製品概要
干潟、河川、サーフでのウエーディングおよび磯でのゲームをメインとした、上級者向けのシーバスロッドです。近年のキャスタビリティに特化したモデルと一線を画す、「掛ける」と「獲る」にこだわった技巧派仕様となっております。 シーバスフィッシングにおいてルアーの飛距離は、大きなアドバンテージになることは間違いありません。こういったロッドは、トルクフルで振り抜けがよく、振っているだけでアングラーの期待値が高くまるのも頷けます。しかしこういったロッドでは、バイトチャンスである「流速の変化を捉えきれない」、「ショートバイトを掛けきれない」、「フックアップしたはずの魚を乗せ続けられない」といった機会損失が発生してしまいます。よく「ティップを繊細に」といわれますが、実際にアタリを手元まで伝えるにはティップだけでは不十分で、全体のバランス設計が重要なのです。 UMFウエダの初代CPSにはじまり、ロッドデザイナー・西村雅裕がこだわり続けている「曲げて獲る」とは、シーバスフィッシングのゲーム性だけでなく、「いかにして多くの魚と巡り会えるか」を確率的に最適化したものです。そしてこの度、最新のカーボンシートに、新たなカットパターン、新素材パーツを組み合わせることで、西村の創り出す機能的テーパーデザインはまた新たな境地へ達しました。もちろん、定評のある“モダン&クラシック”の外観を踏襲し、見た目にこだわる趣味人の期待も裏切りません。この“ブランニューCPS”を使えば、上級者といえどこれまでどれだけ多くのチャンスロスを繰り返してきたか、実感できるはずです。
【マテリアル】
40t高弾性カーボン(超低レジン仕様) レジンはカーボンの溶着剤の役割を果たしますが、配分を絶妙に調整することによって、ブランクスの自重が決定します。レジンは人に例えると体脂肪のようなもので、多くなれば自重は重くなるものの、破損にも強くなります。反対にレジンを減らすと自重は軽くなるものの、破損の確率は高まります。 シートのカットパターン、ロッドの芯金設計の工夫によって、レジンの量を極限まで抑えても、強度と自重のバランスを高次元で取ることができ、このバランスを描くのがデザイナーの腕の見せ所といえます。【ガイド】
チタンフレーム・トルザイトリング エンドガイドはT-KLTG-Hタイプハイフレーム型チョークガイドを装備。キャスト時に発生するラインスラッグを最小限に抑えるステップチョークシステムを採用し、遠投性能を高めています。【グリップ】
テーパリングフォアグリップ 西村デザインの代名詞といえるテーパリングフォアグリップ。グリッピングとリーリングスタンス保持を考慮しています。 ※現在、グリップにシュリンク施工が無い状態でのメーカー出荷となっております。
M&N プラッギング スペチアーレ EX CPS-962EX-TZR
SPEC
Length:9ft6in Lure:5-28gr. Line:8-14lb. Rod weight:156g Grip:約565mm(F:95mm/R:360mm) グリップ全長:約530mm(F:95mm/R:325mm) 西村デザインの基本レングス。 干潟、河川、サーフとすべてのウエーディングステージはもちろん、足場の低い磯場でも使えるオールラウンドモデルです。 軽量化されたブランクは振り抜けがよく、9フィート半ながらキャスタビリティは従来の10フィートロッドと同等かそれ以上です。