バックキャストの余裕があまりない、大岩がごろごろした釣り場でシンクティップを深く沈めなければならない場合、スカジットヘッドが多用されます。この領域においてはとても短いヘッドが次々と登場していますが、それでもエアフロのスカジット・コンパクトは業界標準とされてきました。しかし2020年はデザインを見直し、「スカジット・ドライバー」と名称も一新して登場。コンセプトとデザイン、そしてフィールドテストに何千時間もかけた自信作です。スカジット・ドライバーの最大の特徴は、絶妙に設定された浮力。水面に絡むように浮きますので、キャスト時にロッドは安定してよく曲がり、スイング時には水面を滑りませんのでフライはよりゆっくりと動くようになります。キャスティングがより効率化し、フライとの一体感がさらに向上する製品改良です。

テーパー：スカジット専用設計
コア：パワーコア
コーティング：超柔軟ポリフューズ XT

PVC FREE(塩化ビニール不使用)
世界で初めて、PVC を使用しないポリマーをコーティングに採用したフライライン・メーカーであるエアフロは、すべてのフライラインの基剤として、溶剤を必要としないポリウレタンを使っています。20年以上前、コーティング技術の研究を始めたときに私たちが目指したのは、世界最高のフライライン素材を探し出すことでした。すなわち、ライバル製品よりも強く、DEET などの化学薬品の影響を受けず、紫外線の長期的悪影響もはねつける素材です。そして発見したポリウレタンは、期待以上の素材でした。

POWER CORE
伸び率をわずか 6% に抑えたパワーコア・ブレイドはキャスト時のコントロール、感度、フックセット能力を引き上げてくれるすばらしい素材です。それとともに、苛烈な環境下でも失われない柔らかさとハンドリング性能も印象的です。

FLEXI LOOPS
柔軟性を確保するために溶剤に頼らないポリウレタンは、耐久性にも優れています。エアフロの新フレキシループ・システムは、フライラインのコアを折り返し、ユニークな融溶プロセスで製造するもので、強度の高いシームレスなループとなります。