◆AWJに訊くか◆

 ちょっと教えてほしい、または、 こいつに聞いたらわかるか(分らないかも)。そんな、意味合いのコーナーです。掲載まで少々時間をいただくかもしれませんが、必ずお答えします。共通した質問では、「Q3,10,を参照下さい」とお答えする場合もあります。こんな頼りない(足りない?)AWJですが、少しは何かのヒントになるかも?

Q22 購入検討は女房のルアーロッドなのですが、今は「ufmウエダ トラウトスティンガーTSS-68Ti」を考えています。私自身はフライオンリーなのでルアーには詳しくないため、この竿に見合うようなスペックのリール及びラインのご提案そして竿、リール、ラインの合計金額のご提示をいただけないでしょうか?出来るなら、女房はリールを落とすので、高価なリールは要らないような気がします。また、ラインはPEライン?ファイヤーラインが良いような気がしています。 お手数をお掛けしますが、どうぞ宜しくお願い致します。(H20.1.14北海道T様より)
A22 毎度、どうも有難うございます。TSS-68Ti:6'8" 3-12g 4-8lb。この機種をご希望ですので、対象魚とルアーをこのように想定いたしました。
対象魚:アメマスやレインボー他30-50cmくらい、 ルアー:ミノー5-7cm・スプーン3-12g他
ナイロンラインですと対象魚から、6-8lbが適当でしょうか。また障害物の多い場所や大物狙いでは10lbくらい。メーカー推奨は4-8lbですが、これは一つの目安とお考え下さい。ファイヤーライン使用では、軽量ルアーの距離を出したい際などには8lb。障害物の多い場所や大物狙いでは16lbをお奨めします。
ファイヤーラインクリスタルの太さは、8lb=1.0号、16lb=1.2号 と太さに大きな違いはありません。ファイヤーラインを自分は現在、主に使用していますが、感度も耐久性も良くとてもお奨めです。

リールです。ハイエンドモデルの必要は特にないとのことですので、軽量なUFMロッドとのバランスからもダイワ・ルビアスをお奨めします。これは最上機種イグジストに迫るフィールと性能です。抜群のコストパフォーマンスに、現在、最も人気のあるリールです。 ルビアスは自分も渓流用に1台購入を検討しています。番手ですが、コンパクトサイズがお好みでしたら2000番。巻き取りスピードを重視するなら2500番。どちらもマッチングします。
スプールの浅溝か深溝ですが、好みにもよりますが、下巻をしての使用は如何でしょうか。ぴったり巻けて良いと言うのが浅溝スプールですが、よれたり磨耗したラインをつめていくと最後の数十mは使用出来なくなってしまいます。遠投して魚が掛かってしまうと、ファイトする分のラインがないでしょうから。下巻があれば残り30-40mでも使用可能です。下巻とファイヤーラインの結び目は小さく切ったセロテープなどを貼り付けておくと、ラインが残り少なくなった際に、結び目のコブにラインがひっかかりません。またファイヤーラインをつめていき、頃合をみてラインを前後入れ替えすると経済的でしょうか。まるでフライラインのDTのようですね。

リールを落としてしまうとのことですが、使用後はすぐに、リールバッグやタックルバッグに収納しては如何でしょうか。
タックルの合計金額、こちらは各ページのショッピングカートシステムをご利用下さい。ショッピングシュミレーションが可能ですので。
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※ご存知かとは思いますが、このページの「これで注文する」を押さなければ、ご注文は確定しません。

ご注文をお待ちしております。宜しくお願い致します。
Q21 カラフトマスを知床に狙いに行くのが恒例です。遠投性を期待してS社の9フィート台にしたところ、ばらし多発を経験し、原因は口切れなのか、ロングロッドになって合わせが不十分なのかわかりませんでした。今シーズンに思い切って、ウエダのSST-82-Hにしました。ばらしは減ったのですが、やはり時に遠投性に不満が出てしまいました。ラインは14ポンド前後で、リールはdaiwaの2500番、ルアーは14g〜25g。海岸での完全なサイトフィッシングで、魚の動きを目で追いながら、ルアーを投げます。かなり神経質な魚ですので、群れに直撃してしまいますと、全く口を使わなくなるので、少し沖目に投げて群れの先頭に合わせていきます。そのようなときに、時に82ですと距離が足りなくなってしまう事も。そこで、SSTの86にするか、SLTの86もしくは90にするか迷っています。ただ、SLT-86は実物をふった感じでは、硬く、口切れをしてS社の9フィート台の二の舞いになるかと思ってしまいました。90は実物を見ていないので何とも言えません。そこで、主観的なご意見でかまいませんので、アドバイスをいただければ幸いです。自分としてはSST-86かなと思うのですが、同じシリーズを2サイズ持つのもどうかと思いますし、SLT-86より90の方がもしかすると、しなやかになっているのではなどと思っています。よろしくお願いします。(H19.12.13 M様より)
A21 ばらし多発ですが、まずはフック。甘くなった物や必要以上の大きさや強さの物は不要です。次にラインは使い慣れたものがベスト。ロッドのティップパワーですが、無論それも一因でしょうが、もしかするとフッキングの強さかもしれません。自分の感覚では、きっちりとベリーがたわむ位に、合わせています。リールドラグはかなりキツメ。ファイト中には少し緩めて、ランディングの際はもう少し緩めて。
SST-82-Hで25gスプーンは、時に少し飛距離に物足りなさを感じるかもしれませんね。SST-86では82に比較して飛距離のメリットは、そうそうありません。場所にもよりますが、より広角に狙う際には良いでしょう。SLT-86と90ですが、長さの出る分、やや90がしなやかさも出ている感じ。また86と90はかなりフィールが近く、96になるとフライロッド感覚風のアクションです。近中距離用で、SST-82-H。中遠距離で、SLT-90などが良い選択かもしれません。
Q20 現在、UFM/SPS-962SS-Ti+セルテート2500を使用しております。そこで中規模河川、小規模(あまり飛距離を必要としない場所)用にロッド購入を検討しております。現在のSPSには非常に満足しており、飛距離よりも、釣り味優先にしたセレクトをと考えております。そこで候補に上がっているのが、以下の機種です。
@プラッギンスペシャルCPS-832FX-TiAソルティプラッガーSPS-862SS-TiBスティンガーディープSST-82-Hまたは86
主に使用するのは10-20gのシャローミノー中心です。場所としては東京都内の河川中流や海域です。アドバイス宜しく御願いします。(H19.12.12 東京都S様より)
A20 UFMロッドはかなりロッド設定が絶妙と云うか、微妙。10-20gのシャローミノー中心とのことですが、実は結構、この重さでもロッド選択幅があり、迷ってしまいますね。大体の雰囲気はこうでしょうか。
@軽快なロッドワークに。最新機種ならではのシャープさとしなやかさを併せ持った機種。流れのなかでの操作感もGOOD。
Aしっとりしたマイルドなフィールがお好みなら。10-15gのプラグがお奨め。フィールド条件によっては20gはやや操作しにくい面も。逆に大場所ならば、現在お持ちのSPS-962SS-Tiが活躍するでしょうから。
B10g前後のプラグでしたら。また将来的にサクラ兼用としても。
シーバスをメインとして、汎用性を考慮すると、@かAでしょうか。Aの中弾性カーボンコンポジットのしなやかな魅力も捨てがたいものですね。SPS-962SS-Tiをかなり好んででいらっしゃるようですので、SPS-862SS-Tiでしょうか。
余談ですが、自分が今期新たに購入した渓流ルアーロッドがTS-52UL。シャープなロッドも良いのですが、落ち着いたフィールを求めての選択でした。発売されてから、この機種も随分経つものの、モデルチェンジの少なさ、アフターの安心感もUFMロッドの魅力の一つですね。

Q19 まだタックルバランスの件でもやもやがとれず、更にお聞きしたいことがあります。CPS−FXとSLT-96H-TiにステラSW5000HGを使用されてらっしゃいますが、これはどのような効果を狙ってるのでしょうか?私がセルテートの3000又は同Rカスタム2500の使用を考慮していたのは巻き上げ力のアップと、3000番の場合ですと、スプール口径のアップによる12ポンドのナイロンラインの使用感の向上を目指すためでした。今一番気になるのは、新しいステラの3000HGもしくは4000Sになります。今現在所有のスティンガーディープ82はサケやシーバスにも兼用して使用して、そろそろ引退させてやろうと考えており、新しいロッドは、現在のロッドよりもう少し強く、長いロッドを選ぶ予定ですので、バランス的には問題はないように思います。この新しいステラについて色々とアドバイスを頂けましたら、幸いです。実は、ひそかに九頭竜解禁前に北上川への釣行を計画中ですが、やはり1月は厳しいのでしょうね。(H19.11.05 TK様より)

A19 毎度、有難うございます。参考になれば幸いです。
>CPS−FXとSLT96にステラSW5000HGを使用
遠投性能と抵抗の強いルアーをスムースに巻き上げる為。 先週の木戸川の鮭にもCPS−792FXを使いましたが、パワーゲームにはまさに最適。このときは奮発してEXIST3000を合わせて見ましたが、実に素晴らしい操作感と軽さでした。
>新しいステラの3000HGもしくは4000S
巻き上げスピードを重視なら3000HG、耐久性を重視なら4000Sでしょうか。頻度にもよりますが、オーバーホールをしっかりとメーカーに依頼するのであれば、耐久性も特に気にすることは無いかもしれません。さらに旧型に比較しマスターギアの耐久性が50%UPしているとメーカーも謳ってますので、 お好みで選んで間違いないでしょう。自分も確かに3000HGは気になる機種ですね。
自分はファイヤーラインを使用していますので、ナイロンに比較するとギアやベアリングの消耗が早いため、パワーゲームにはSW5000HGを使用。通常は、01ステラAR3000、04ステラC3000。07ステラ2500も今年の夏から本流山女に試してる最中ですが、旧型よりやや剛性感が上がったかなという感じです。メカの耐久性はもう少し使わなくてはわかりません。
>今現在所有のスティンガーディープ82
サケやシーバスにも兼用は、普通に使用であれば問題は全くありませんが、ハードに使うのは少々もったいないです。サケやシーバスにも兼用はシーバスロッドをおすすめします。
>北上川の1月
本格的な溯上は未だで、かなり困難です。可能であれば北上川のベストシーズンの3月下旬から4月半ばがお奨めです。
Q18 タックルバランスについて質問です。ラックスSLT-77H-Tiにステラ4000HGを組み合わされて使用されているようにお見受けできますが、重量のバランスやリールのスプール外径に対する、ロッドのガイドとのバランスはいかがなものでしょうか?当方、来シーズンにサクラマス用のリールを新調しようと考えており、セルテートの2500、2500R、3000のいづれかと考えております。ロッドはスティンガーディープの82ですが、5月以降(当方は九頭竜川での釣行がメインとなります)のアクション重視に7フィート台のラックスやCPS−FXの79等も手に入れたいと考えております。以前使用していたリールはトーナメントエアリティの2500でした。重量は非常に軽く身体の負担は極めて少なかったのですが、もう少し巻き取りが強いリールが良いように感じておりました。また、3000番台の巻き取り長(81センチ)の効果も気になるところです。アドバイスよろしくお願い申し上げます。(H19.10.12 TK様より)
A18 初めに、もしフィールド情報の使用タックルに記載間違いがあれば、御免なさい。自分の最近のサクラマス用のメインタックルはこうです。
ヘビースプーンやバイブなど高比重ルアーを遠投。流速のある際に。
CPS792FX-Ti ステラSW5000HG
スプーンやDまたはMDミノーなどで遠投性を求め、かつ広いアングルをサーチ。
SLT-96H-Ti ステラSW5000HG
近中距離に重点を置き、軽快な操作性を考慮して。自分の腰痛の軽減に。
SLT-77H-Ti ステラC3000クラス
正直、あまり一般的なタックルセレクトとは言えないでしょう。さらに以前はベイトタックルオンリーだったり、少し変わったタックルを好む傾向が自分にはありますので。「こんなタックルセレクトでこんな釣りもあるな」程度にお考え下さい。

ディープの82をお持ちでしたら、ダイワがお好みのようですので、ダイワをセレクトし、このようなお奨めはいかがでしょうか。
DまたはMDミノーのオールラウンダーのメインロッドとして。 SST-82H ルビアス2500またはセルテート2500
ハイウォーター時などに、パワーがもう少し欲しい際などに。大場所にも。 SLT-86H-Tiなど セルテートまたはルビアス3000
瀬のシャローミノーを中心としたミノーゲームに。 STS-801Siなど イグジストまたはルビアス2500クラス
 5月以降のアクション重視とのことですが、瀬のシャローミノーを考慮すると、釣り場によって変わりますが、水押しが強ければSLTやSST。また強い流れのダウンクロスでディープミノーを想定した際はCPS792FX-Tiも場所によっては活躍するでしょう。そうでもなければ、一般的にお奨めはSTS-801Siでしょうか。とても軽快なロッドアクションで、連続的なキャストとトゥイッチングでも疲れ知らず。リールは軽量のイグジストまたはルビアスがマッチするでしょうか。
 ラインの巻き取りスピードです。好みもあるでしょうが、特に自分は70cm前後の巻き取り速度に不満は感じられません。速度より、リトリーブ抵抗の強い際には、確かに大き目ボディのリールは巻き取りがスムースです。ロングロッドやパワーロッドには3000番が宜しいでしょうが、SLT-77H-Tiあたりでは2500番程度がベストでしょう。
 リールの重さですが、セルテート3000はちょっとヘビーな感じがします。ロッドが軽量なUFM・SST-82Hですのでタックルバランス的に重いかなと。もちろんこういったセッティングも面白いでしょう。
 リールのスプール外径に対する、ロッドのガイド。1番手違いですので、これはさほど気にする必要はないと思います。重さとボディの大きさを中心とするバランスをメインにセレクトした方が良いかもしれません。またリールはギアやベアリングを始め、消耗するものです。数台のリールを上手く使い分けて長持ちさせたいものですね。実は自分もイグジストかルビアスの購入を思案中です。
Q17 UFMウエダ・サーフェストゥイッチャーの質問です。STS-68とSTS-64ではルアーウエイトのキャパが64のほうが大きいですよね。実際のところ、68と64ではどちらがよりシャープですか。同じSTSシリーズでもマウンテンストリームは全く別物の印象を受けます。レングス以上の違いがあると想像しているのですが。来シーズン、ローウォーターの本流でアップによるハードトウィッチでスーパーヤマメを・・・と思っているのでした(笑)ま、かなり難しいですが(笑)そのためのシャープなショートロッドがあったらなぁ、なんて思っています。よろしくお願い致します。(H19.10.7 岩手県S様より)
A17 百聞は・・・ですので、画像を添付しますご参照下さい。
STS-64 LURE:1-8.5g LINE:2-5lb 繊細かつシャープな渓流用ロッドパワー。トルクはやはり渓流に適した感じ。
STS-68 LURE:1.8-7g LINE:3-6lb シャープかつトルクのある本流用。本流の流れでの操作を考慮した強さがあります。
メーカー表記からすると64の方がルアーウェイトが高く、68の方がlb表記が高くなっています。実感からすると68のほうが、64より20-30%トルクUPした感じでしょうか。10g程度のスプーンもいけそうです。もちろんゆっくり投げですが。64は繊細さが際立った感じですね。流れの強さに合わせてセレクトしてください。でも悩みますね・・・。またレングスはエンド部を除くと約3インチの長さちがいです。本流用のスーパーヤマメ狙いには68をお奨めします。

←バットの外径からも、パワークラスの違いを見て取れると思います。





←グリップの外径も68は本流、64は渓流の使用を前程とした設計となっています。
Q16 現在本流(餌釣り)で9メートルの竿を使用して本流の大ヤマメを狙っていますが、強風時は、竿が振れず、最近ルアーを考えています。 その為、何点か質問があります。
◎ルアーは強風時でも、あまり影響はありませんか?
◎まったくの初心者ですけど、本流で大ヤマメを狙う(初心者用)おすすめタックルを教えていただけないでしょうか?
(H19.5.31 しの様より)
A16 ルアー釣りはある程度の風でしたら、特に問題はありません。例えば7フィートクラスのロッドですと約212cmの長さですので、餌釣りの竿に比較し遥かに軽快です。本流ヤマメ用のタックルですが、7フィートクラスロッド+中小型リール+ライン1.5-2号クラスで良いでしょう。ルアーはミノーが50-70mmクラス、スプーンでしたら5-10g前後が適当です。当店のフィールド情報なども参照下さい。
 今まで攻め切れなかった条件で、きっとルアーに大ヤマメがかかりますよ。
Q15 九頭竜でウエダのロッドをミノー主体にスプーンも使用したいのでラックスを考えているのですが、どのあたりのレングスが良いと思われますか?82、86あたりのレングスで考えているのですが、86では硬すぎてミノーの飛距離が落ちる気もいたします。過去の返答では北上川は86が人気のようですが、スプーンを遠投するケースに使用されているのでしょうか?
(H19.2.12 TM様より)

A15 ラックス86でミノーの飛距離ですが、ディープと比較しても全く落ちません。ディープとラックスをちょっとまとめると、
ディープ:ミノーの使用がメインでしなやかで軽快なキャストフィールを求める方の使用が多い。
ラックス:ミノーと高比重ルアー(スプーン、Dコンタクト、バイブ)の使用でシャープなハリのある強めのロッドが好みの方に愛好者が多目。
こんな感覚でしょうか。参考までに表を作成してみました。

機種名
ルアー対応ウェイト(g)
メーカー推奨ライン(lb)
参考標準自重(g)
SST-82H
5-23
6-12
115
SST-86H
7-25
6-12
124
SLT-82H-Ti
5-25
6-12
119
SLT-86H-Ti
7-28
6-12
126
CPS-832FX-Ti(EVAグリップ)
5-25
8-12
149
CPS-862EX-Ti(EVAグリップ)
5-25
6-12
161
SPS-862SS-Ti(コルクグリップ)
5-20
4-10
138

 如何でしょうか。ディープとラックスではブランクマテリアルは違うものの、ガイド・グリップ・リールシートはほぼ同一仕様です。同一レングスの86の比較ではマックスルアーウェイトが3gの違い。参考標準自重では2gの違いです。この自重の違いでは、いくらウエダの高度な製造技術をもってしても、ブランクマテリアルだけを変えてハイパワーにすることは無理でしょう。ラックスのブランクを更に肉厚にすれば、可能でしょうが、そうすると自ずと自重は増加しますよね。ラックス82と86の比較でも、かなり微妙に悩ましいところですね。Q14でもレングスの質問が有りますので、ご参照下さい。
  ディープ=サクラロッド、ラックス=サーモンロッドというイメージが強すぎる感があります。ラックスよりパワーをというと、もちろんシーバスロッドですよね。ガイド・グリップ・リールシートなどが異なりますので、一概に比較は難しいですが、あきらかにトラウトロッドとは自重が異なります。ランカーシーバスを想定してのデザイン故でしょう。自分の感覚ではあくまでもラックスは強めのサクラロッドです。
 「ロッドが硬いとミノーの飛距離が落ちる」と心配されているようですね。ラックスより更に硬いロッドCPS-792FX-Tiも自分は、サクラとリバーシーバス兼用にも使用しています。この強さでもミノーの飛距離ではディープやラックスにも劣ることはありません。
これのルアーウェイトの違いによるフィールは、
ミノー(約10g):強いロッドの為、長時間キャストでは軽快さは望めず。
Dコンタクト85(約14.5g):このウェイトから上がやはりマッチします。どんな厚い流れのダウンクロスでもOK。
スプーンなど高比重ルアー(約15-25g):抜けの良い素晴らしいディスタンスキャスト性能。どんな深度のディープミノーも楽々操作。
 CPS-792FX-Tiのメーカー推奨ルアーウェイトは、5-23gです。が、これはあくまでも一つの目安。好みもありますが、自分の感覚では15-25gくらいがマッチする感じですね。
 少しは参考になりましたでしょうか。色々と思案するのも釣りの楽しみですね。自分もラックスのベイトを注文しようか、エキスパートカスタムのベイトも使ってみたいしなぁと思案中です。

Q14 本流でのミノーイングでの使用ですが、UFM・STS-72SIかSTS-68SIのどちらにしようか迷ってますが、どちが使い勝手がいいかアドバイス頂けたら幸いです。使用は中国地方の河川(あまり大河ではない)を想定しています。現在はTSS-64を使用してます。
(H19.2.10 I様より)

Q14 多くの方が、始めに川の規模からロッドの長さを考える傾向にありますね。どんなタイプのロッドが良いでしょうか。反対に質問させて戴きます。
対象魚:狙うサイズは?30-40cmのトラウト?プラス50-60cmのレインボーやサクラも視野に入れて?
河川規模:川幅も当然ですが、その川のベストシーズンの水勢の強さと深度は?
使用ルアー:瀬をメインにショートリップのミノー?ヘビーシンキングミノーやディープミノーのクロス&ダウンストリームも想定?
使用タックル:現在使用のロッドのどこに物足りなさを感じるか?
 参考までですが、4インチ長くなると約10cm当然長さが増します。これはSTSの場合は同時にリアグリップ長も増えています。リールフットのステムは中指と薬指の間にはさむと思いますが、そうすると感覚はおおよそ7.5cmティップレングスが増えているといった感じです。実際、レングスとパワー選択は微妙なところですが、釣行河川の水の強さとメインルアーから考慮すると絞込みに役立つでしょう。
  ちなみに自分の本流ヤマメタックルは、10gスプーンやDコンタクト63、70ディープミノーの使用がメインで、
SSS-77:湖とスーパーヤマメ兼用のオールラウンダー。大分使ったのでまもなくお疲れ様ですね。
STS-74Si:シャープかつUFMらしいしなやかさを併せ持つロッド。サクラ用のラックスのライト版といった感じ。
EXC630LM: 川幅の狭い所や樹木の覆い被さった狭い場所用。購入したばかりで、まだ良い魚には出会えていませんが。

Q13 今年、初めてルアー釣りに挑戦したいと考えています。渓流釣りを始め約20年ぐらいで、今まで餌釣りだけでした。崖を降りたりするので、振り出しの竿を購入しました。(ルアー1〜10g対応、1.68mでパワーランクはライトです。)ご迷惑でなかったら教えてください。
@管理釣り場用のルアーと自然の渓流のルアーは異なりますか?
A最初にルアーを購入するとすれば何が良いですか?
Bスプーン、ミノー、グラスホッパー等を購入したい。
C対象魚:岩魚、山女及びサクラマス。
(H19.2.3 千葉県S様より)

A13 渓流釣り約20年とは、素晴らしい釣り暦ですね。岩魚や山女の習性、川の性格もさぞ熟知されている事でしょう。少しばかりルアーのキャスティング(投げ方)、ルアーの特性を覚えるだけで直ぐに釣果に恵まれる筈です。なんといっても釣りに最も大切な川と魚をご存知ですので。

@管理釣り場用は主にポンド型の止水用の設計です。自然渓流のルアーは流水域の専用設計です。もちろん重なり合う部分はありますが、それぞれの専用がおすすめです。
A3-5g前後のスプーンが各色。5cmミノーが幾つか。スピナーが同じく幾つか。始め20-30個もあれば充分です。次第にどんどん増え始め、ある程度覚えていくと使用ルアーが固定されていきます。これは皆さん全く一緒です。
Bグラスホッパーはあまり一般的ではありません。派手目の泳ぎをするミノーで充分でしょうか。
C対象魚ですが、渓流の岩魚と山女、または各河川でキャッチ&リリース区間が開設されていますので、そこでの放流ニジマス釣りが入門には良いでしょう。

Q12 小規模河川のサクラロッドを検討中です。パワーのあるショートロッドでイトウクラフトのEXC630LMをブルックさんで購入予定しております。フィーリングはどんな感じでしょうか。
(H19.1.15 岩手県I様より)

A12 エキスパートカスタムEXC630LM、素晴らしい選択ですね。ようやく、店にもある程度の在庫をおけるようになりましたので、実は自分も昨年の9月購入しました。湖と本流のスーパーヤマメ兼用でSSS-77、STS-74などを使用していましたが、6フィートレングスで、7フィート台のパワーのあるロッドの使用を検討していました。川幅の狭い所や樹木の覆い被さった狭い場所用にです。
 ショートレングスでパワーのあるロッドですが、カチカチに硬いかと云うとそんな事は全くありません。ちょっと使用感覚をまとめると、
ティップ:しっかりと軽めのルアーでもベンド。例えば蝦夷50Sも充分にコントロールキャストし易い柔軟性を持っています。
ベリー:長さからするとやや固め。しかしこのやや硬めのベリーがミノーの動きのキレ感をより一層引き出します。
バット:スーパーヤマメ兼50-60cmサイズを狙うロッドと考えるとジャストなパワー感。これは自分が硬めが好みという事もありますが。
使用ルアー: 6-8cmミノーや10g前後のスプーンにぴったりで、ルアーのディスタンス性能も7フィートロッドにひけをとらず。
キャスト感:弾道の低いライナーキャストがしやすい。ショートグリップもあいまって狭い場所でのバックハンドキャストもしやすい。
こんな感覚でしょうか。しなやかなUFMに比較すると、硬質な感覚ですが、小規模河川にぴったりのサクラロッドとしておすすめします。

 
Q11 北上川のサクラマス用のロッドの新規購入を検討中です。現在、某社のロッドを使用していますがパワー的にやや物足りません。UFMのラックスかディープのどちらかにしようか、悩んでいます。ラックスでは硬すぎてバラシが多くなりますか。またおすすめの長さはどうでしょうか。
(H19.1.7 仙台市M様より)
A11 ラックスはメーカーカタログでは、とてもパワフルなサーモンロッドのように説明されています。が、ディープに比較し10%くらいパワーやシャープさがUPしたフィーリングです。もちろんサーモンにも適合しますが、充分に普通サイズのサクラマス釣りに対応するポテンシャルがあります。「硬すぎてバラシ」ですが、UFMらしい、ショートバイトを弾かないしなやかなティップはラックスでも顕在です。ミノーゲーム主体ならディープ。ミノー主体にスプーンなどの高比重ルアーも考慮するとラックスでしょうか。長さですが、北上川をメインとすると当店では86が最人気ですね。
ラックスの長さの印象です。
77・・・最もラックスのシャープさが際立つ長さ。取り回しの軽快感が素晴らしく、ルアーの飛距離も8フィートクラスに劣らず。少々変わり者の自分も愛用しております。
82・・・これも素晴らしく軽快。ルアーの操作性重視するなら、きっとあなたの繊細なロッドワークが冴えることでしょう。これで北上と中規模河川を兼用するのも宜しいでしょう。
86・・・8フィート位に感じる程のハイバランスで、当店では最人気レングス。
90・・・ロングキャスト&広角の攻めに。ちょっとばかりマニアックかもしれませんが、やや長い86といったところ。リヤグリップの長さは好みでしょうか。大場所や増水時のスペシャルロッド。
96・・・90まではかなりコンセプトが共通している感じがするものの、さすがに96はシャープさよりもパラボリックなフィールがやや強い感じ。しっかりバットにルアーウェイトを載せてやると凄まじい飛距離に。さらにワイドアングルで攻められますね。これも自分も愛用しております。

先日、釣り仲間とロッドの話をしており、こんな方がおりました。「82ディープと86ラックスの2本セットで、かなりの状況カバーできるねぇ」。これには自分も全く同意見です。あくまでも参考までですが・・・。
Q10 サクラマスフィシングに使用する、スプーンのフックについてお聞きしたいのです、シングルフックのちもとを自分で付けたいのですが、ちもとのラインの素材と結び方、又、バイスなど使用するのでしょうか、教えていただければ有りがたいのですが、宜しくお願いします。
(H18.12.30 terumaru様より)
A10 ちもとの素材:フライ用のバッキングラインやダイニーマなどの新素材ラインを使用する方が多いです。バッキングラインでは色はオレンジなどが人気です。また太さですが、強度(引っ張り強度だけではなく、スプリットリングとの擦れや絶対にリングから抜けないよう)太めが安心です。バッキングラインでは30lbがおすすめです。
結び方:フックにスレッド(色はお好みで、少し細めでもOKで、最後にヘッドセメントや接着材を塗布して補強しますので)を巻き、フックにラインを固定します。この作業は好みもありますが、折り返して固定する方もいます。
道具:作業効率上からもバイス、ボビンホルダー、スレッダー(糸通し)、シザース(はさみ)、ボドキン(接着材を塗布用)などがあればOKです。フライタイイング・ツールキットで\7000くらいのもので充分でしょうか。
 そういえば、トラウティストVol.14の64pにフックの巻き方が掲載されています。ご参照下さい。
Q09 こんにちわ。今日の夕方お邪魔したものです。サクラ用のオリジナルスプーンを買って、おまけにフックについて教えていただいて、ありがとうございました。さてもう一つ基本的な質問ですが、スプーンとラインの結び方はどうするのが良いのでしょうか。スプリットリングに直結び?それでやってみましたがちょっと縒れやすい気もしました。ローリングスイベルを入れた方が良いのでしょうか。その内また釣行報告に行きます。(H18.03.06 宮城県 ホソカワ様より)
A09 結び方はパロマーノットで、スナップスイベル使用をおすすめします。ルアー交換が早い、糸が撚れにくい、などの理由からです。自分はコータックのスナップスイベルを使用しています。ブラックフィニッシュでルアーのシルエットが映える、強度も十二分、価格も手頃。また釣り場で使用したスナップスイベルは未使用の物と混ぜないで下さい。最後に使ったルアーに装着したまま、が良いでしょう。次はそれから使うのがおすすめです。汽水域での釣りは、やはり劣化が考えれますので。
 さらにミノーメインの際はスナップが良いでしょう。キャストとスイムバランスの面から言っても。また時間がありましたら、お立ち寄り下さい。桜の写真もお待ちしております。
Q08 これまでシーバスやロックフィッシュを楽しんできましたが、昨年から渓流でのミノーイングを始め、ロッドを新調したいと考えています。そこでですが、場所を広瀬川と想定した場合、おすすめのロッドはありますか?ちなみに、シーバスではウエダのCPSシリーズを使用しています。よろしくお願いします。(H18.02.05 宮城県 ひろっち様より)

A08 こんにちわ。UFMでいうなら、渓流域でノーマルリップミノー使用ならSSS-60,シンキングやディープも対応ならTSS-57や60あたり。もっとショートレングスというのでしたら、SSやTSシリーズ。使用するルアーと使い方,釣り場からパワーとレングスを選ぶのが良いかと思います。それとブランクマテリアルやテーパーはある程度は好みになるでしょう。
  中流のスーパーヤマメ狙いにはTSS・SSS・STSの各シリーズ。68〜77の長さがお勧めです。釣りくだり、クロス&ダウンの釣りが多くなりますので、リーチはあったほうが良いでしょう。SSS・STSの説明はA.6にも少しかいてあります。ご参照下さい。一本目におすすめはしなやかで扱い易いはSSSでしょうか。
  また最近はイトウクラフトのエキスパートカスタム、エムアイレのトゥイッチンも人気上昇中ですね。各社カタログも入荷中ですので、またUFM、イトクラフトなど各機種在庫しておりますので、お近くのようですから、是非実物を見て較べてご検討下さい。百聞はなんとやら、ですから。

Q7 先日、ラックスを購入させて頂いた者です、お世話様でした。伺いたいのですがブルックスプーン21gにマッチするシングルフック(今回注文させて頂いたS61では)のサイズは#1/0・#2どちらでしょうか?ターゲットはサクラマスということで・・・(H17.11.29 岩手県 Y様より)
A.07 こちらこそどうも有り難うございました。サクラマスやサーモン用に自分もカルティバS61フックを愛用しております。ついでながらスウィミングフックは巻くのに時間がかかるので、今現在は使用しておりません。その時間があれば一杯飲んで&早起きして釣り場に行こうと言う不埒な思いからです。また丁寧に巻いたあまり、針先が甘くなってもシャープナーで研磨してまだ使ってしまおうなんて考えてしまうからです。(自分は不器用で上手く研げないから?)ちょっとした甘さならそれでもOKですが、やはりフックは初期状態が最もシャープに感じられます。また市販のスウィミングフックはゴールド色が多く、シンプルなブラックカラーの方が好きな為もあります。
 
画像左から#2を2本抱き合わせに装着。、右側が#1/0の同じく2本つけと、ティ−ザータブつけの物です。サイズバランス的にはどちらもマッチングするところです。これはショートバイト対策(滅多に来ない当たりですので)に2本にしていますが、根掛かりが頻発する場所では、1本にして使う方もおります。
 #2は○ショートバイトが乗る気がする。(吸い込みやすいからかも)△パワーゲームにほんの少し不安。チャムサーモンでも大体は大丈夫なのでよっぽど無理しない限り大丈夫。ただし、フトコロまで完全に貫通していない(先端部のみかかった状態で、フッキングした位置と魚の走る方向によりけりですが)と時には開きます。
 #1/0は○どんな大型も安心。フッキングしたら、長さのある分、バラシにくい。口切れも僅かに少ないかな?△ショートバイトは#2に較べてやや乗り難いかも。
やはりフックも各人各様好みがあると思いますので、参考までにどうぞ。
Q06 先日、サ−モン釣り用にオリジナルスプーンを購入した者です。その節は、ご親切にアドバイスを頂き有難う御座いました。 9月に忠類川、茶路川へ、先月は寒河江川、木戸川へ、そして今月は手取川と釣行を重ねて参りました。その結果、北海道では、アクアマリンの17gがとても良く、それ以外はファイア・ワークスの10gが当たりました。特に、木戸川では、お蔭様で5kgのオスを始めとして20尾釣ることが出来ました。本当にファイア・ワークスは良く釣れると思います。来年も宜しくお願いします。その際は、パープルレインも是非購入したいと思います。ところで、木戸川で、ロッド(某社8’6”)のティップの折れてしまいました。ランディングの際の強引な寄せすぎとリールのドラッグが強すぎたのが原因と思われます。そこで、ロッドを新たに検討しているのですが、ウエダのSPS902SS−Tiは無理でしょうか。スプーンは使いにくいのでしょうか。また、シャロー専用かもしれませんが、ラックスやディープではなく、何故かSPSを使用してみたいのです。もし、可能なら使用上の注意点も含めてアドバイスをお願いします。(H17.11.19 東京都 O様より)

A06 お褒めに預かり恐縮です。有難うございます。素晴らしくサーモンフィッシングを満喫されたようで、ブレイクしたロッドも本望だったのではないでしょうか。
 きっとロッドの破損は疲労からと思われます。使用するうちに自然にロッドは初期性能を失っていきます。なかなか気がつかないのですが、重めのルアーが以前より飛距離が出なくなったり、リトリーブにロッドが負けるような感触が出てくる筈です。新品と比較するとはっきり分かる位です。自分も数本のロッドをローテーションして使用して、長持ちするように努めています。同じくリールも複数台使うと消耗をかなり防ぐことが可能ですね。
 1シーズン目で、ティップを破損交換。2シーズン目でバットを破損交換。結局2シーズンで新品?かなりサーモンを釣り、かつパワーファイトする方で、こんな方もいらっしゃいます。そうそう滅多に折れるものでも無いのですが。
 サーモン用にはシーバスロッドを検討されている方も実は結構いらっしゃいますね。今年のようにタフコンディションで、ライトウェイトスプーンが必要ならラックスが活躍するでしょう。が、状況も良く、で、連発ヒット、パワーファイトをするのでしたら少し勿体無い気もします。そこでよりタフなシーバス用のブランクも良いですね。土地柄から、シーバスをメインで秋はサーモンでしょうから。SPSでスプーンの使用は全く問題ありません。しなやかな懐の深い操作性の良いロッドですから。メーカーではシャローゲーム用と銘打ってますが、それに囚われることもないでしょう。自分なりのフィールドでお好きな使い方をお奨めします。自分はスーパーヤマメのスプーニングにも本来ミノー用のSSSやSTSを愛用しています。SSSではしなやかでバラシも少なく、STSは細かなスプーンのアクション付けに優れ、シャープなブランクはボトムや流速変化の感知能力に長けていますので。
 SPS使用の注意点と言うことですが、どのロッドもそうですが、シッカリとロッド全体をしならせたキャスティングと、ランディングの際はグリップを返し体の後方に持って行きロッドティップを後ろ向きにしない事でしょうか。魚は岸やネットに近づくと最後の抵抗をする時もありますので、寄せに入るときドラグを数クリック緩める(ラインも短くなってタメも利きませんから)のも一つのやり方です。
 余談ですが、使用後のメインテナンスは軽くぬるま湯で洗い、タオルで拭く程度で充分ですね。特に汚れるのがガイド周りですのでこれは綿棒で綺麗に泥汚れを落として下さい。またロッドブランクには各社からUVカットなどの効果のあるケアグッズが発売されています。フェルールの緩みと磨耗防止にはフェルールワックスなども有りますので活用されては如何でしょうか。

Q05 広瀬川の八幡のあたりは山女が釣れるのでしょうか?いつもは上流で釣ってますが、小型しか釣れません。それでも楽しいのですが。 (H17.09.12 東松島市 D様より)

A05 毎度です。まず、楽しく釣って、全て良しでしょう。一杯、大きな魚を獲って自慢になるのは職漁師さんです。趣味とする釣りは自分の満足と、もしかすると仲間や周囲の人と愉しみが共に出来るならば、もっと良いのかも知れませんね。渓魚を釣って、小型でも、色々と魚と川からヒントをもらえる筈です。もっと教えてくれますよ。
 八幡周辺は年並みにもよりますが、夏季を過ごす水温や酸素量としては山女魚にとっては厳しいところでしょう。春(もっと下流でも。さらに少ないですがシラメも)から初夏にかけては良型も可能です。釣り場所の水温をまめに計って、水の色もチェックしておきましょう。
 移動時期ですから、止まり易い、ダムや堰堤の下、合流点下、荒瀬下などを攻めるのも良いでしょう。また、ここに必ず移動してくると信念を持って待ち構えるのも一方です。本流のスーパーヤマメ狙いでは、皆さん、苦労していい釣りを目指しているようですよ。

Q04 仙台市内本流域でブナ入り鼻曲がりヤマメを釣りたいのですが、やはり土地的に禁漁前には色づかないのでしょううか!?(H17.09.08 仙台市の54トゥイッチン様より)
A04 良く雑誌で見かけるような強いブナが現れていて、いわゆる鼻曲がりの強い固体は自分はまだ釣ったことは有りません。うっすらと婚姻色が出て、顎が厳つくなりつつある個体は何度かありますが。数年前の遊漁期間8月末までではかなり困難だったでしょうけど、今現在は9月末まで渓流トラウト釣りシーズンが延びていますので、充分に可能性はあると思われます。
 是非、狙ってみてください。素晴らしい写真もお待ちしております。
Q03 ルアーのキャストが下手で一投目で狙ったポイントに入れることが出来ません。良い練習方法などありますでしょうか。
(H17.08.31 富谷町のG様より)

A03 誰しも釣り場に到着すると、多かれ少なかれ気がはやります。慣れた川であったら、「あの流れの大岩の蔭、いい岩魚が雨の後に必ず付くんだよな」とか。初めての場所であったら、「流速も水色も良さそう。あそこの水深にいい石が入ってる。いるだろ。釣れるだろう」わくわくする状況です。
 そして、核心ポイントに、キャスト。早朝で、身体もまだ硬くぼんやりした状態(自分だったらキット昨日のアルコールが残っているかな)。モーニングは距離感もつかみ難く、おまけにニューモデルの購入したばかりのミノー。狙うはピンポイントのさらにピンへ?これでキャストが決まるのはよっぽどでしょうね。
 ならば感覚とリズム、キャストイメージがつかめるまでの数投は本命ポイントをハズしましょう。ミスをしても場を荒らさずに済みますから。
 チェックポイントは、
● まず使い慣れたルアー(垂らしは一定に)。
●ロッドブランクの軌道は一定に(キャスティングの基本はオーバーヘッドキャストです。バックもフォワードも同じ軌道で )。
●スイングスピード(きっちりブランクをバックキャストで曲げ、溜めて前方に開放する感じでしょうか)も一定に。
● ベイトリールであれば、リールに合ったリズムも有ります。
●少ない力と動作で。( タックル性能を引き出したキャストはより少ない力で滑らかに飛距離、正確度も増すでしょう。少ない力で、かつ動作を単純にして見ては如何でしょうか。)
●頭と目線も意識して(あごが上下したり、目線が一定せず、さらに肩や腰まで回す方もいるようですが、おすすめしません)。
 こんなところでしょうか。少しイメージしてキャストするだけで、かなりスムースになるでしょう。

Q02 最近どこへ行っても釣れません。山女が釣れるポイントを教えてください。尺岩魚はあげた事があるのですが、尺山女はまだあげた事がありません。広瀬川のどの辺りが良いのでしょうか?できるだけ詳しくお願いいたします。(H17.08.22 東松島市 D様より)
A02 釣りは腕よりかなり条件が左右します。宮城の今年の天候は炎天下か、豪雨の繰り返しで、なかなか丁度良い日が少ない気がします。さらにこの季節、「夏山女、一里一匹」の格言もあるように、高水温で釣り難い時期でも有ります。ここと狙ったポイントに最も活性の上昇する早朝、通ってみると、魚も堪らず、バイトするでしょう。

またサイズにこだわる(とらわれる?)のも、良いでしょうが、中小型のヤマメをしっかり、居場所や活性、釣り方を自分なりにイメージして流してみては如何でしょうか。きっとそうすればサイズもあがると思うのですが。

降雨により、移動を繰り返すトラウトですから、この場所は絶対とか、この流れは付かないなどはありません。自分でここと決めた場所、(例えば、上流に高低差のある荒瀬をもつ深いプール。良い岩盤があり、アユや小魚がよく見えるような、条件ならなお可、でしょう。ただし水温温めのところが多いので、釣り易い条件を狙ってになります。)
 有望ポイント(大体はしっかり踏み跡がある、激戦区です)を、数箇所絞りこんで、通って見て下さい。釣る人ほど、もっと丁寧に細かく流しています。たまたま釣れる事も、多々ありますが、しっかり川に通っている人が、毎年安定した釣果に結びつく傾向にあるようです。
  機会が有りましたら 、いつかご一緒します。またどうぞ、宜しく。水温が下がる9月は大型、有望ですよ。夏の苦労が秋に実りますように。
Q01 毎年北海道へ,また最近は山形県、福島県、石川県の川へもサーモンを求めて釣行を重ねています。  そこで、スプーンを購入したいのですが、貴社のオリジナルあるいは他のメーカー品でお勧めのものがありましたら教えてください。
 また、ラインのお勧めがありましたら、こちらも教えて下さい。(H17.08.22 東京都 O様より)
A01 こんにちは。熱心にサーモン釣りをされているんですね。こちら仙台でも、木戸川、請戸川、寒河江川などに釣行される方が増えています。 推薦しますスプーンですが、当店オリジナルスプーンをお勧めします。手前味噌で誠に恐縮なのですが、これはここ数年のサーモンやトラウトブーム以前から、サーモン、サクラマス、スーパーヤマメなどに実績を積み重ねてきました。
 おすすめカラーですが、ホームページを参考にしてもらえれば幸いです。人気カラーでは
1、アクアマリン・・・ここ数年のベストセラーです。
2、ジュリアス・・・まだチャムサーモン実績はありませんが、タフな夏のスーパーヤマメ、今年の北上川桜鱒でも、十二分に活躍しました。
3、ピンクレディ・・・朝夕のローライト時、濁りに有効なパターンです。
4、イワシ、またはスカイダイビングなどのブルーグリーン系
5、パープルレイン、ファイアワークス、ゴールドエッグなど、です。
少しまとめますと、
●アピール系(レッド・オレンジ・ピンクなど)
●ナチュラル系(ブルー・グリーンなど水に溶け込みやすい色)、
●オールラウンド系(アピール系とナチュラル系のミックス)
●キラー系(プレッシャーのかかったタフな時、低活性の時、有効です。黒、紫、茶など)
これらを幾つか、準備されてはいかがでしょうか。

 ルアーウエイトですが、河川の深さや流れの強さにより、10・17・21gくらいを使い分けるのが効果的でしょうか。蛇足ですが、遠投が必要だから21g、ではなく攻めるレンジと立ち位置、流し方でウエイト調整が必要でしょうか。

 ラインは、当店では視認性の良いソルトウォーターVA−G・12lb、しなやかさが特徴のゲームを使用する方が多いです。これにラインコートもお忘れなく。参考まで、ポンドですが、ファイト時間を掛け過ぎて、周囲に迷惑を掛けないためにも、かつ連発でキャッチしていくためにも最低この強度は必要です。障害物の多い場所、掛けたら直ぐに頭をこちらに向けたい(走らせたら、ジ・エンドになる場所など)、この状況では14lb以上でも良いでしょう。
 また実を言うと使いなれたラインが 最適と言えるかもしれません。硬さ、感度、なによりもブレイクの限界点を知っているラインですからファイトしやすくなるでしょう。
 なおカスタムスプーンで在庫無いものでも、お時間戴ければ(2−3週間)、製作致します。宜しく、お願いします。
素晴らしいサーモンフィッシングが満喫出来ますように。

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