◆釣遊記◆
AWJの釣行記/2013年晩秋後編
釣行2日目は湖にて。広大な湖に浮かぶ小島へ渡船してもらっての釣り。いまだ水温が高く、魚は沈んでいるらしい。湖の水位も高い。ディープウェディングして、深場を探る釣り。夕刻まで竿を振り続けるも、小さなアメマス2匹の釣果。どうも自分が陸封されたようで、不自由に感じる。
最終日も湖での釣りを予定していたが、急遽、変更。霜の降りた早朝、再び北上する。
有名河川は混み合っていた。混雑を避ける為、ここまで来てさらに移動。前日の宿で隣のテーブルで夕食をとっていた方から、ヒントを貰っていた小規模河川へ。けれども、そこの中流域はは川岸の足場が高く、仮に釣れたとしても魚を水に浸しての撮影が難しい。結局、釣り場を探しながら、海に辿りついてしまう。釣行最終日、北の海に向かい、ひたすらに数時間キャスト。スプーン、バイブ、ミノー。色々と鱒用のルアーを試し続けるも全く反応がない。
 
そろそろ時間がない。最後の一手をようやく思い出す。「海は穏やかなんだ、全くマッチしていなかったのだ」。秋の福島の白鮭、春の宮城の鱒に、通用した軽いスプーンで行こう。車に戻り、ブルックスプーン10gを手にする。オホーツク海へ向かって、1キャスト目、魚に気づいて貰う。2キャスト目、糸が張り、ジュリアスが捕食される。

イトウ88cm:UFMウエダ/CPS-792FX-Ti+12イグジスト3012H+スーパートラウトアドバンス・マックスパワーPE1.2G+ファイヤーライン・ナイロンショックリーダー25lb+スミス・クイックスナップ#1
ヒットルアー:ブルックスプーン10g/ジュリアス+スミス・シュアーフック・サクラマス2G

夕刻まで粘って見るも追加の釣果はなし。三日間の釣行で只一度きりの一瞬の好機。
翌朝、ゆっくりと景色を眺めながら南下。何をするにも不器用な自分に微笑んでくれた魚と北国に、感謝しながら。