◆釣遊記◆
AWJの釣行記/2009迄
6/16。 しばらく、ずっと釣れない日が続く。先日の玉川では1バイト、フックアップ出来ず。1チェイス、バイトさせられず。釣りはほとんど、モーニングとイブニング。ゆっくりと飲んで食べて、午睡して。
 あせらない。またきっと、良い魚と出逢える。近隣河川へ。スーパーヤマメ、ワイルドレインボー狙いを兼ねての桜釣り。もう随分、この川に通ってきた。遡上量の関係もあるけれど、高水温、低活性に悩まされてきた。いづれは、と時間を見つけては、ロッドを振る。
 この日、肌寒いくらいの気温。今日はどうも良さそうだ。昼寝後、黄昏のワンチャンス期待に車を走らせる。一つ目の場所は気配無し。移動。次へ。瀬からチェック。撃ち始める。水深が増す核心ポイント。2キャスト目、じっくりとボトムを這わせるスプーンに、待ち焦がれた生命感が伝わって来た。
 どこよりもこの川で釣りたかった。辛抱し続けた、仙台桜。
 

4/27。 もっと追波川。おお、珍しい、そんなに込み合っていない。実績場所は既に満員だけど。ゲートが上がり、ややマッディ。水温は上昇傾向。早朝、雰囲気は有ったが、ノーバイト。周囲の状況チェックを兼ねて、場所移動。上流へ。昨日は出た場所。が、前日より濁り多目か。数投もせずに、戻る。下ろう。
 ここいらか。流した経験のないところ。ストラクチャーの位置もボトムの傾斜も分からない。広く深く、ピンクレディを流れに絡ませ探ろうか。岸よりに、僅かな流速の変化。20投目くらいか。そのあたりで、待望の反応。ゴン。先日とは違うしっかりとしたウエイト感。ゆっくりとSLTをベンドさせる。良い感触。恐らくフックセットも上々。首振りからまずまずのサイズと知れる。様子に気がつき、下流の品川氏が駆けつける。「ネットインしますか」 「そうだね、たまには」
 寄せに入る。あっさりとカウリ・ボートに収まる銀白の精。綺麗な北上桜。時には仲間にランディングして貰うのも良いものだ。喜びとこの美しさを共有出切る。そんな気がする。

 

4/24。 さらに追波川。釣り場に到着すると、実績ポイントは既に満員御礼状態。ノンビリ行こう。人混みを避け、誰もいない場所へ。この辺は最近はB級だけど、仕方が無い。自分の釣りをするだけ。連日叩かれて、かなり魚もプレッシャーがかかってるだろう。きっちり泳がせなきゃ、無理か。最初っから、タフコン覚悟。きっとワンチャンスあるか、ないか。
 雉が鳴き、小魚が動く。スローにスウィムするスプーン。モゾっと、微かなバイト。魚。桜か、と迷う程の軽量感。少し浮かすと、銀鱗が輝く。寄せ、直ぐにランド。タイニープリンセス。
 プシュッと缶のプルタブを起こす。ごくっ。美味い。

 
4/7。 引き続き追波。シムスウオッチのアラームで目が覚める。早起き。まだ周囲は暗い。どうも今朝は、きっと昨日より時間は早まりそう。夜も明けないうちから、河辺に。昨夕、イブニング狙いで反応チェック済み。ここいらか、その場所に着く。ローライト、躊躇わずアワビナチュラルをスナップスウィベルにつける。キャスト、カウントダウン、スローリトリーブ・・・。撃つ位置、レンジを微妙に変えつつ、流れを探る。
  数十投目か、中距離で明確なストライク。ゴン。これも完璧なバイトパターン。キッチリとラックスが曲がる。ヘッドシェイクのリズムと重さから、昨日の個体よりはやや大きいと解る。少しは体力を削ろう。まだ寄せない。魚が一息着いた頃、寄せに入る。が、岸を見てラン。C3000のドラグが快音を奏でる。ロッドから手の平に魚の呼吸が伝わる。充実の時間。弱らせないように再度寄せる。またも走る。余力は十分に有るだろう。止まる。一気に寄せ、浮かせ、コルドネットを差し出す。魚はネットに近づいた時、自らすすんでかのように、頭からネットイン。
 充分。朝のこの一時だけで。欲張らない。早く帰ろう。モモのレザーステアリングホイールを握り、軽くアクセルを踏み車を走らす。風呂に入って、散髪に行って、愛猫を膝に美酒に酔おうか。こんな日は。
 
 4/6。 追波。水色良し、晴天無風、絶好の桜日和。こんな日は、実に爽快。ロッドを片手にゆっくりと土手を下る。川岸に着き、暖かい缶コーヒーをすする。自分の考えている、時間は、まだ。あせらない、のんびりと。
 小魚が動き出す。さあ、そろそろ、キャスティング開始。 様子見はアクアマリンから。着水、カウントダウン、ゆっくりとリトリーブ。ピックアップ。何度か繰り返す。まだか。煙草に火を付け、ブレイク。場を休めて、カラーチェンジ。そろそろブルー系。先程よりも、幾分沈め気味に、柔らかく、水に馴染ませ、泳がせる。ピックアップ寸前までしっかり。
 来る。スカイダイビングがもう僅かで岸にたどり着くかの時。しっかりとした魚信。グッ、グッ。半ば自動的にフッキングも決まっている様子。が、念のため、ラックスをきっちり撓ませる。そして大事に、丁寧にランディング。数枚写真を撮りリリース。
 朝食はショルダーバッグの中のオリーブとモルツ。プシュ。美味。朝のそよ風が実に心地よい。しあわせだね。
 

 4/1。 追波川にて。朝の寒気に身体が重い。連日の釣行で腰痛がひどい。身体を労わり、体力セーブの為、ラックス77で釣り開始。なんとまあ、根性の無い釣り師。下の方では、上がっている様子。そろそろ来るか。感じた一瞬、アクアマリン17gにゴンッと明確なストライク。ゆっくり、きっちりアワセ。中距離で少し体力を削る。77をベンドさせると、直ぐに岸に寄る。小さいか。ネットを出した瞬間、キツ目のドラグを鳴らし、岸沿いに走る。疾走が止むと同時に一気に寄せランド。
  風呂上り、夜の生ビールが最高に美味い。さらにまたもやウイスキーボトルキープ。8割がた飲んだけど。今度、皆でいっぱい飲りますか。

 
 1/31。 久しぶりのエリアフィッシング。場所は釜房渓流釣堀。渓流と言っても、餌釣りは小さな川で行い、ルアーとフライ釣りはポンドなんだけど。(注)ここ、冬季は土日のみの営業が原則だけど、平日もオーナーさんの自宅に直接申し込むと釣り可能。 この日は、水の循環をさせているけど、ポンドの半分が凍った状態。釣りは無論しましたが。しっかり防寒対策にもかかわらず、寒いねえ。釣り始めは、無風で、「お、良さそう」、なんて喜んでいたのもつかの間。風が出始め、うー寒い。ボトムべったりの低活性の個体に、ぼちぼち遊んでもらう。おっ、今年初めての釣果か。なんとも、早いね。去年の初物は4月下旬だったからなあ。
  「場所変えよう」と同行の某氏。ま、こんな日は粘らない。一気にポイント移動、ラーメン店へ。ぎょーざ、おつまみチャーシュー、他。プラス生ビール数杯を、お互いロングバイト。フー。
 
 1/14。 追波川。悪天候のはざ間の快晴、微風のまさに釣り日和。水色良し。あちこち場所探索かねつつ、今年の水底の状態もチェック。ランガンするもー。同行のT中氏、1バラシ(オオガイ風か)。自分、多分迷い鮭のライン触れのみ。らしき、ハネあったが。早めに切り上げる。やはり、帰りはPのラーメンで。定番のミソチャーシューに、焼肉単品で。